気が付くと、見知らぬ場所にいた。
「ここは、牢屋…?」
目の前には鉄のような棒が細い間隔で何本も並んでいる。
鉄格子から外を見てみると、見覚えのある城が見えた。
「アクア城だ…。」
自分のいる部屋を見渡すが、無機質なコンクリートの壁があるだけだ。
「…!?」
先程までは何もなかったはずの位置に、見慣れた文面が書かれた紙があるのを見つけた。
どうやら、その下にもう1枚紙があるようだ。
上の紙をめくり、下の紙を見る。
どうやら今回もパズルを解かないといけないようだ。
曲がり角の個数だから、えっと…「69=いも」かな。
これまたいつの間にか現れた鉛筆を用いて答えを書き込むと、次の問題用紙が空中から現れた。
一体どんな仕組みになってるんだろう…。
空きマスの数だから、「164=よいん」っと。
2問目から結構難しかったな…。
このパズルは見たことがある!!
「123=ようご」っと。
これは良くありそうなパズルだけど、難しいのかな…。
「508=ばめん」かな。
全体で1つの輪っかになることを結構利用したけど、かなり難しかった…。
んん?今回はパズルじゃないのか。
『花見や月見で食べる和菓子』ってことは、「743=だんご」っと。
今までの答えの線を合わせたものが描いてあったから、今までの問題の数字を合わせれば良かったんだ。
0から9までの全部の数字が揃ったから、これがラストの問題かな?
途中から背景が気になってはいたけど、五の問題のひらがなのマスに、問題番号がそれぞれ対応してるんだ…!!
ということは、「一」のマスからは下に線が伸びていなくて、その左のマスは上に線が伸びていないから、えーっと…「は」かな?
つまり、答えは「はくちゅうむ」…?
その瞬間、周りが白い光に覆われて、気が付けば自分の部屋に戻っていた。
時間は少し経っているけど、それ以外に特に変化はない。
白昼夢か何かだったのかな…、アクア城なんて1年以上も前の話だし…。
でも、もしかしたらアクア城は人知れず力を溜めていて、また復活するときが来るのかも…。なんて思ったりして。
Fin.
おめでとうございます!!
無事にアクア城の牢屋から脱出することができました!!
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