「顔にやけてんぞ、テストで頭ヤラれたか?」
ヒレカツ定食の大盛りなんてものを既に食べ終えようとしている友人に俺は訊いた。
「いやー、久々に部活に行ける思うと嬉しくってさ。しかも今日はグラウンドが使えるときたもんだ。」
「なるほどー、数学部は水曜日だけだからなぁ。」
「2限の地学どうだった?あと、その唐揚げ余ってるんなら貰って良い?」
「まぁそこそこって感じ。余ってねーよ。」
テスト最終日の月曜日、あと残すところ4限の古文と5限の数Ⅱだけだ。
「っと、席はこっちじゃないのか。」
「間違えてやんの。」
テスト中で席が入れ替わっているのを忘れていた。
自分の席に戻ると机の中に何か入っている。
確認すると、封筒のようだ。
「おーい、C組ー。そろそろテスト始めるぞー。」
何だろうと考えていると、テスト監督の先生が来た。
テスト中に見つかっても面倒なので、単語帳を片付けに行くついでに鞄の中にしまった。
「じゃあお疲れ!」
「おつかれー、怪我すんなよ。」
友人と別れた俺は、1人になった教室でさっき隠した封筒を開いた。
「なんだこれ?」
封筒の中には謎解きの問題が数枚と解答用紙が入っていた。
謎を解いたら場所が出てくるから、そこに来いということだろうか。
誰からのものか分からないけど、これってもしかして…。
さて、どこに行こうか?