Studio Escape (旧Escape Osaka) 『女王と国のために』
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ツイート体験型謎解きイベントといえば、リアル脱出ゲームのブランドを保有するSCRAPを筆頭に、あそびファクトリーやタカラッシュなどの様々な企業・ブランドが存在しますが、Studio Escapeというブランドはご存知でしょうか?
ここでは、Studio Escapeが展開する体験型シネマについての概要の紹介と、その中でも2021年2月に始まったばかりの『女王と国のために』に参加してきたので、その体験談についてネタバレ無しでふんわりと紹介していきます!
Studio Escapeとは?体験型シネマとは?
Studio Escapeとは?
Studio Escape(スタジオエスケープ)は、Escape Osaka(エスケープ大阪)としてオーナーのエドさんとベンさんが2018年に処女作『暗黒の座禅(Dark Zen)』を大阪の大国町にリリース。
広告をFacebookやトリップアドバイザーに出していたため、当初謎クラの検索に引っかからなかったが、エビさんやだんさんが発見&紹介して一躍有名になったブランド。
謎解き界隈で有名なぎんさんやきださおりさんも参加して絶賛のブログを書いている。
2023/01/23現在、『暗黒の座禅』『欲望のダイヤモンド』『女王と国のために』『マダム・ルクレールの交霊会』の4作を発表しており、5作目『暗黒の座禅2』を制作中。
体験型シネマとは?
体験型シネマとは、テーマパークの楽しさとハリウッド映画さながらの演出に、謎解きゲームの要素が加わった新感覚のエンターティメント。 スリル満点の特殊効果を使って次々に繰り出される難題を、物語に沿って手がかりを探しながら解き進み、ゴールを目指す。 扉の向こうは映画の世界、主人公はあなた!
公式のHPには以上の様な記載がありますが、本当に自分が物語の中の登場人物となってストーリーが進んでいく体験型イベントとなっています。
一般的な上海型※1の脱出ゲームとも異なり、一枚謎のようなものは基本的に出てきません。
「謎解きイベントというよりUSJのアトラクションみたい!」という感想も見受けられます。
イベントの性質上、1公演で参加できるのは最大6名の1チームだけであり、スタッフも基本的にはいない状態で進めることになります。
そのため、感染症リスクが低いだけでなく、見知った人たちだけで固めて存分にその体験を味わうことができます!公演概要
イベント名 | 女王と国のために |
---|---|
開催場所 | Studio Escape 本店 4F 〒556-0005 大阪府大阪市浪速区日本橋4-2-15 4F |
開催期間 | 2021年02月24日〜 |
参加料金 | 3250円〜4500円/人 (※人数によって変動) |
想定時間 | 制限時間60分 |
謎制作 | Studio Escape |
※すべてStudio Escape 公式HPより
同じビルの3階で2作目である『欲望のダイヤモンド』もハシゴすることができます。
公式HPに10歳からプレイ可能という年齢制限記載がありますのでご注意ください。
会場地図
筆者は大阪メトロのなんば駅から歩いて向かいました。『欲望のダイヤモンド』に参加した時に一度行っているので、ほぼ迷わずに行って改札を出てから15分くらい?
公演開始10分前についておく必要があることを考えると、30分前には駅に着けると安心でしょうか。
公演の結果と感想
旧作2つに参加したことがある3人と、謎解きイベントだけ参加経験のある2人の5人チームで参加し56分で成功しました!
体験型シネマでタイムアップになった知り合いを知らないので(たまに居るそうですが)、公演中1度も制限時間を気にすることなく比較的ゆったり目に楽しんでいたら、意外と時間が経ってたんだなぁという印象です。
舞台は1960年代のロンドン。参加者はイギリスの政府秘密機関のスパイとなり、世界を救うためのミッションをこなしていく というストーリー。
普通の脱出ゲームと異なり「はい、スタートです!」といった始まりではなく、いつのまにか自分たちが物語の中の主人公になっているという演出からして最高の出だしです。
ネタバレが禁止なのでほとんど公演の内容について触れることができないのですが、公式HPの写真や動画を見てわかるように部屋やギミックの作りこみのクオリティが半端ないです。
例えば部屋に貼ってあるポスターや小道具などもこだわって制作してあり、細部まで見ている余裕はなかなか無いかも知れませんが、部屋のドアが開いた瞬間に「おぉ…!!」とつい言ってしまうほどの作りこみです。なんなら開く前からワクワクしてしまいます。
また、詰まっている時のヒント出しも徹底しており、シネマ内の人物がナチュラルに誘導してくれるため(物理ギミックが故障した等の場合を除く)、世界観を壊すことなく最後まで楽しむことができます。
体験としても謎解きイベントというよりは映画鑑賞に近い感じがしていてまだやっていない人やもう一度やりたい人を集めて、お金を払ってもう一度体験したいと割と本気で思っています。
→追記:確認したところ「チーム内で合意が取れていればOK」と公式から許可が出ました!
公式に問い合わせて(チーム内で合意が取れていれば)リピートOKとのことなので、欲望のダイヤモンド2回目行ってきます! pic.twitter.com/DdT6wQqzNn
— しゑひ (@shiwehi) March 17, 2021
参加する方へのアドバイス
もしこの記事を見て「ぜひ参加したい!」と思った方へ、何点か覚えておくと良い点を紹介したいとおもいます。
- 比較的動きやすい服装で
他の脱出ゲームと異なり、あまり時間に急かされて走ったりするようなことはありませんが、公演によっては屈んだりする場面がでてきます。スカートやヒールは念の為避けたほうが良いかもしれません。 - アイテム使用は1度きり
謎解きイベントでは謎の再利用がよく出てきますが、体験型シネマではそのようなことはなくそれぞれのアイテムは必ず1回しか使いません。
「これは後で使うんじゃないか?」のような邪推をする必要はまったく無く、純粋にその場面を解決することに専念してOKです。 - 世界観を楽しんで
通常の謎解きイベントでは制限時間内に脱出できるかどうかを競いますが、体験型シネマでは制限時間こそありはすれど、時間に余裕を持って作成してあります。
そんなに急がなくてもクリアできるので、世界観を楽しんでください。 - センサーの判定が厳しい箇所がある
体験型シネマでは少なからずセンサーを使用したギミックが出てきますが、判定が厳しい場合が少なからずあります。
「正しいものを置いているはずなのに何も起きない」というときは、少し向きを変えたりすると良いでしょう。
「実は別の何かが…?」と考えたくなったりしますが、筆者の体験では100%でセンサーの反応が悪いだけでした。
まとめ
Studio Escapeの体験型シネマはリアル脱出ゲームや他の謎解きイベントとは一線を画した体験型イベントです。
体験に重きをおいているだけあって、難しい謎解きがあるわけではありませんが、謎解き好きの方は必ず楽しめるといっても過言ではありません!
あまり褒めすぎて期待値を高めすぎるのも良くないと思うのですが、これを読んで少しでも興味を持った方は、ぜひ参加してみてください!
脚注
※1:ネット上の脱出ゲームのように、リアルでの雰囲気や物理ギミックを重要視したタイプの公演形式。
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