テトリスの基礎知識と平積みのコツ
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ツイートテトリスをする上で欠かすことのできない平積みですが、始めたての方に取っては結構難しいです。
開幕テンプレは覚えたけれど、その後の平積みがあまり上手にできず対戦で勝てないという人も少なくないかと思います。
この記事では、テトリスの基本的な知識から、テトリスを始めたばかりの人がある程度キレイに平積みができるようになるための解説をしていきます。
(※この記事の解説内容の多くは、目次下にあるdotTIZ様の動画の内容を参考に作成させていただいております。)
動画版解説
※投稿主であるdotTIZさんに許可を得た上で動画を掲載しています。
参考にさせて頂いた解説動画です。
動画の方が理解しやすい方はこちらをご覧下さい。
テトリスついての基礎知識
テトリスを始めるにあたって知っておきたい基礎知識です。
- テトリスで降ってくるミノにはどんな種類があるの?
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テトリスには「%I(I),%J(J),%L(L),%O(O),%S(S),%Z(Z),%T(T)」の7種類のミノあります。
ミノの形をアルファベットに見立てて上記の様に呼ばれます。
この7種類はランダムに落ちてくるわけではなく、この7種類を1塊(=bag)として、bag内でランダムな順序で降ってきます。
- ホールドとは?
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一時的に降ってくるミノを保管しておくことができる場所です。
ホールドにあるミノは、使いたい時にホールド操作を行うことで、落下中のミノと入れ替えることができます。
ミノを置くのに困ったときや、%Iや%Tを取っておくときによく使われます。
(設定に依りますが)switchではLボタン・Rボタンでホールドできます。
- ソフトドロップ・ハードドロップとは?
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ミノを速く置くための入力方法です。
下入力をすることでソフトドロップという、通常よりも速いミノ落下を行うことができます。
置く場所が決まっていてミノを早く落下させたいときに便利です。
また、上入力をすることで、一瞬でテトリミノが落下するハードドロップを行うことができます。
ソフトドロップでは、ミノの落下を行った後に回転や移動が行えるのに対し、ハードドロップではその場でミノの設置まで行われてしまうため、使い分けが必要です。
- そもそも平積みって何?
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テトリスで降ってくるミノをなるべく平らに積み上げる積み方です。
棒(%I)を使って4ライン消し(テトリス)を安定して打つために必要な技術です。
- 平積みの練習はどれくらいまですれば良いの?
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当サイトでは40LINEを3分切れるくらいを目安として推奨しています。
40LINE3分くらいになれば、開幕テンプレを安定して組めるスピードかなと考えています。
ただし、楽しんでプレイすることが1番だと思うので、3分切っていなくても開幕テンプレを使いたくなったら使ってみると良いと思います。
開幕テンプレについては初心者向け開幕テンプレの記事を参考にしてみてください!
キレイな平積みをするための目標
キレイな平積みをするためには、下記2つの特徴を持った地形を作ることが重要です。
- 凹凸の少ない地形を作る
- 穴に向かって低くなる地形を作る
凹凸の少ない地形を作るメリット
凹凸の少ない地形にするメリットは、
- 特定の場所に置くことのできるミノの選択肢が多い
- 特定のミノを置くことのできる場所の選択肢が多い
の2つです。
詳しく知りたい方は下記で詳しく説明していますのでご覧ください。
特定の場所に置くことのできるミノの選択肢が多い とは
例えば上記の地形であれば、左の1マス凹んだあたりの地形には、(%I以外では)%L,%S,%Z,%Tを置くことができます。
ですが、中央左の2列で凹んでいる下図のような地形では、(%I以外では)%Zか%Tしか置くことができません。
このように、特定の場所に置くことのできるミノの選択肢が少ないと、上手く置くことができないミノが発生してしまいます。
特定のミノを置くことのできる場所の選択肢が多い とは
例えば上記の地形であれば、%Sを置くことができる場所の候補には図の3箇所が考えられます。
ですが、中央左の2列で凹んでいる下図のような地形では、%Sは下記の1ヶ所しか置くことができません。
このように、特定のミノを置くことのできる場所の選択肢が少ないと、上手く置くことができないミノが発生してしまいます。
凹凸の少ない地形を維持するコツ
凹凸の少ない地形を維持するコツは、大きく分けて3つあります。
- ミノ自体の平らな部分を活用する
- 地形にミノを組み合わせて高低差を埋める
- 複数個のミノを組み合わせて平らな地形を作る
ミノ自体の平らな部分を活用する
主にミノを横向き(落ちてくる向きor180°回転した向き)で置くことで、おいたテトリミノの上を平らにすることができます。
上図では、左の方が平らになっていることが分かるかと思います。
横向きのミノがあまり高くない形状なので、平地にならない部分の高低も少なく抑えられます。
地形にミノを組み合わせて高低差を埋める
左右の高さに合わせたミノを置くことで、平らな地形を作ることができます。
上図では、左の方が平らになっていることが分かるかと思います。
左右の高さにピッタリ合わせたミノを置くことで、平らな地形を作ることができます。
逆に、右図のように地形の左右に隣接させずに置くと、小さなくぼみができてしまいます。
可能であれば地形にあったミノを置きましょう。
特に%Tやミノを縦置きする場合については、これを意識して平らな地形を作ることで悪手を減らすことができます。
複数個のミノを組み合わせて平らな地形を作る
また上記2つに慣れてきたら、複数個のミノを組み合わせて平らな地形を作れるようにしましょう。
ネクスト欄にあるミノまで含めて考えることで、数手後に平らな地形が作れるように目指します。
よく見る形として、%J%Z,%L%S,%J%O,%L%Oの組み合わせがあります。
上記3つのコツを利用することで、なるべく凹凸の少ない平らな地形の維持を目指しましょう。
補記:凹みを埋める
3つのコツを意識しても、ミノ順がどうしても合わない時など、どうしても上図のように凹凸ができてしまうことがあります。
このような地形になってしまった場合、凹みを埋めることで再度平らな地形を作っていきましょう。
凹みが浅い/広いときにはミノを置く場所の選択肢はあまり狭ばらないので、平地を作る時と同様に積んでいけばいずれ埋まります。
問題は下図のように2マス以上の深い凹みができた時です。
2マス以上の深い凹みができてしまった時の対応法について解説していきます。
幅1列の凹みの場合
2マス以上の深い凹みは%I%J%Lの3種類でしか埋めることができず、放置したまま周囲に積み込むと、凹みがより深くなってしまい、%Iを使わないと埋めれなくなってしまいます。
そのため、早めに対応して凹凸の少ない地形に戻すことが重要です。
幅2,3列の凹みの場合
幅2,3列の凹みは、複数のミノを組み合わせて対応することで、より速く凹みを埋めることができます。
凹みを埋める際には、ネクストやホールドを把握して考える必要があります。
2列の凹みについて
例えば上図のような凹みの場合には、%S,%Tを置くことができます。
%Sを置いても凹みの形は変わりませんが、%Tを置くと%Z,%Tが置ける形に変わります。
%S,%Zのどちらを置きたいかで%Tを置くか置かないか/置く順番について決めましょう。
上図のような凹みの場合には、%L,%Iを置くことができます。
%Lを置くと%L,%J,%Oが置けるように、%Iを置くと%I,%Jが置ける形になります。
どのミノが早く来ているかで置くミノについて決めましょう。
3列の凹みについて
3列の凹みのうち、上図の形は「%T+%J%L」「%I+%S%Z」の2パターンで埋めることができます。
%Tは置いた向きによって次の%J,%Lが、%Iは置いた位置によって次の%S,%Zが決まるので、ネクストをよく見て置く向きや位置を考えましょう。
3列の凹みのうち、上図の形は「%I+%J%L」「%I+%S%Z」の2パターンで埋めることができます。
%Iの置いた位置によって次の%J,%Lが決まるので、ネクストをよく見て置く向きや位置を考えましょう。
穴に向かって低くなる地形を作るコツ
穴に向かって低くなる地形を作るコツとしては、壁際を高くすることです。
壁際にミノを置くことをある程度意識しておくだけで、縦穴付近を複句保つことができます。
凹凸の少ない地形を維持していれば、壁際に置くミノには困らないと思います。
逆に、壁際にミノを置くことを意識しすぎると平らな地形が崩れてしまうかもしれません。
まずは平らな地形の維持に注力して、余裕があったら壁際を高くするようにしていきましょう。
補記:妥協消し


また、どうしても置くことができない場合には妥協消しを行うことも必要です。
特に実戦では、%Iを待っていると攻撃を受けて負けてしまう場合など、戦略的に妥協消しを行う必要が出てきます。
この際可能であれば、図のように下穴を塞がないようにできるとより良いです。(そもそも妥協消しを行わずに済めばより良いですが)
応用:回転入れを使う



例えば上図のような場合、2つ目の図のように組むことができればキレイにテトリスを打つことができますが、%Lが%Zよりも先に来ているため、一見このようには組めないように見受けられます。(ホールドはしないものとします。)
しかし、下図のように回転入れを使うことで、平らな地形を組むことができます。
基本的にはホールドで対応をしていきたいですが、%Iを保持している時などでホールドが使えない時のために、余裕ができたら各種回転入れについても学べると、より綺麗に平積みができるようになるでしょう。
平積みがある程度できるようになったら
平積みがある程度の速度で出来るようになったら(このサイトでは2:30以内を目安としています)、下記記事等を参考にして開幕テンプレを覚えると、楽しめるようになるかと思います!
開幕テンプレを使用することで様々な回転入れを覚えることができてプレイの幅が広がりますので、ぜひ色々なテンプレを試してみましょう!
関連ページ
参考ページ
この記事を作成するにあたって参考にさせていただいたページです。
- 【テトリス】平積みのコツを体系化して解説【VOICEVOX解説】
- テトリスの基礎知識【初心者向け解説 #1】
- [テトリス]出来てそうで出来ていない平積み(テトリス積み)の基礎 | 短足と眼鏡のゲーム雑記
- テトリスのルール
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