Tスピン(T-spin)
更新
ツイートここでは、テトリスをする上で欠かすことのできないTスピン(T-spin)について解説していきます。
TスピンはTミノをねじ込むように入れる技術のことで、テトリス(4ライン消し)よりも効率良く火力を送ることができるため、対戦テトリスを行う際には非常に重要な技術になります。
動画版解説
※投稿主であるI凜さんに許可を得た上で動画を掲載しています。
参考にさせて頂いた解説動画です。
動画の方が理解しやすい方はこちらをご覧下さい。
Tスピンについての基礎知識
- そもそもTスピンって何?
-
Tミノが設置する前に回転させることで、一見入らなそうな場所にTミノを入れる技術です。Tスピンを行いつつライン消しを行うことで、効率良く攻撃を行うことができます。
- Tスピンの種類は?
-
Tスピンは消す段数や方法によってTスピンミニ(TSM)・Tスピンシングル(TSS)・Tスピンダブル(TSD)・Tスピントリプル(TST)の4種類に分けられます。
最も使用頻度が高いのはTスピンダブルです。
Tスピンを覚えたい人はまずはTスピンダブル(TSD)を覚えるようにしましょう。
また、ライン消しを伴わないTスピンのことを空Tスピンと呼ぶことが多いです。
- Tスピンの火力は?
-
テトリス99やぷよテト・ぷよテト2の対テトリスにおいてはTSMでは0段・TSSでは2段・TSDでは4段・TSTでは6段になっています。
種類 火力 TSM 0段 TSS 2段 TSD 4段 TST 6段 更にBTB※1が付く場合は+1段攻撃を送ることができます。
テトリスで4ライン消して4段送るのに対して、Tスピンを使用すると2ライン消すだけで4段送ることができるため、効率良く相手に攻撃を送ることができます。
- Tスピンを打つことができる開幕テンプレは?
-
基本的に開幕テンプレというものはTスピンを用いて効率良く火力を行うためのものなので、パフェ系の開幕テンプレ以外はどれもTスピンを用いると考えて差し支えないでしょう。
このサイトでは、初心者おすすめの開幕テンプレのページを用意していますので、ぜひ参考にしてください!
- TスピンやSRSはいつからあるの?
-
2001年に販売された『テトリス ワールド』以降、ワールドルールと呼ばれる現在の回転法則が用いられています。
元々はミノが設置したら直ぐに固定される仕組みでしたが、1991年にBMS社が販売した『テトリス2』と『BomBliss』で一部のミノについて初期の向きという概念を導入したことを発端に様々な変更が行われ、現在の形になっています。
Tスピンの種類
TSM (Tスピンミニ)
壁当てのTSM
回転方向:右
中央部で行うときは、押し当てる壁の高さが3マスないとTスピン判定とならないので注意。
ねじり込みのTSM
回転方向:左→右
中央で行うときには、左下図のように黄色マスが無いと空転するので注意。
TSS (Tスピンシングル)
TSSは、TSMでないTスピン判定を持った1ライン消しのことを指します。
その殆どはTSDの妥協消しやRENを繋げるために使用します。
ここでは、欄干の際のTSSを紹介します。
回転方向:左→左左
(左→右右 でも可)
TSD (Tスピンダブル)
TSDは最も良く使用されるTスピンです。
回転方向:左→左
下図の黄色マス位置にミノや壁が存在する場合には、右→右でも入れることができます。
回転方向:右→右
TST (Tスピントリプル)
TSTは送ることができる火力が強い代わりに、残る地形の形があまり良くありません。
使いどころを見極めて使用するようにしましょう。
回転方向:(右寄せ)→左
壁がある場合にも同様にできますが、黄色マス位置にミノか壁が無いと空転するので注意してください。
回転方向:右→左左
また、TSTと同様の入れ方を利用してTSDを2回打つことができる中盤テンプレ(STSD)も存在します。
Tスピンを打てる開幕テンプレ
そもそも開幕テンプレというものは基本的にTスピンを用いて効率良く火力を行うためのものなので、パフェ系の開幕テンプレ以外はどれもTスピンを用いると考えて差し支えないです。
初心者の方には、開幕TSDや開幕DT砲、合掌TSDパフェをおすすめしています!
- 開幕TSD
---------- ---jjj---- l--zzjs--- l---zzssoo ll-iiiisoo
- 開幕DT砲
---------- --ll----ss ---lzz-ssi jj-ltzzooi j--tttiooi j---ssizzi oo-sslijzz oo-lllijjj
- 合掌TSDパフェ
---------- ijj------l ij---zslll ijt-zzssoo itttz--soo
特殊Tスピン(Polymer T-Spin)
上記の基本的な形以外にもTスピンの判定が付くものがあります。
屋根や壁の高さが特殊であり、使う場面は非常に少ないため、覚えなくても実践では支障ありません。
T-spin FIN
T-spin FINは特殊Tスピンの1種で、基本火力としてはTSDと同じ4段となります。
黄色2マスが必須マスで、黄色2マスに接地している状態で右入力をする必要があります。
回転方向:(180°回転)→(右寄せ)→右
T-spin NEO
T-spin NEOは特殊Tスピンの1種で、判定としてはTSD-miniという判定になり、基本火力はTSMと同じ0段となります。
回転方向:(180°回転)→(右寄せ)→右
T-spin ISO
T-spin ISOは特殊Tスピンの1種で、基本火力としてはTSDと同じ4段となります。
回転方向:(180°回転)→(右寄せ)→左
T-spin RUF
T-spin RUFは特殊Tスピンの1種で、基本火力としてはTSSと同じ2段となります。
屋根がずれたTSTを行った際に、もう一度回転を行ってTが屋根の部分に戻るという挙動により、通常では入らない場所にTを入れることができます。
(わざわざ穴を塞いで入れる意味は…)
回転方向:(右寄せ)→左→左
ドネイトとは?
ドネイト(Donating)とは、下図のようにわざと下穴を塞いでTスピンを打つ技術のことです。
意識してドネイトを打つことができるようになれば、脱初心者できたと言っても過言ではないでしょう。
ドネイトについては、以下のリンクで詳しく紹介していますので、興味のある方はご覧ください。
脱初心者のための基本的なドネイト脚注
※1:Back-to-Back(BTB)…Tスピンorテトリスを行ってからライン消去が挟まっていない状態のこと。
関連ページ
参考ページ
この記事を作成するにあたって参考にさせていただいたページです。
↓↓↓この記事をシェア↓↓↓
ツイート